デフサッカー女子日本代表vsアメリカ代表トレーニングマッチ結果
東京2025デフリンピック開催まで約一年前となる中、日本ろう者サッカー協会(JDFA)は、11月14日(木)〜11月17日(日)にデフリンピックの会場となるJ-village(福島県)においてデフサッカー女子日本代表候補合宿を開催しました。
山本典城新監督が就任して初の合宿となりましたが、15日、17日には、同じくJ-villageで合宿を行なっていた世界王者アメリカ女子代表と親善試合を実施しました。
トレーニングマッチ結果
1戦目(11月15日):
●日本 1-6 アメリカ○
▶︎日本の得点:高木桜花
2戦目(11月17日):
●日本 0-7 アメリカ○
監督・選手コメント
山本典城監督
まず今回の合宿を実施するにあたりご尽力頂いたすべての方に感謝申し上げます。また渾身的にチームをサポートしてれた協会スタッフにも感謝します。デフサッカー女子の体制が変わり、初の活動がスタートしました。本当に現場、協会が一丸となりこのデフサッカー女子を変化させるという強い気持ちが現れた活動のスタートだったと感じています。また、1年後に東京デフリンピックのサッカー競技が行われるJヴィレッジという素晴らしい施設で合宿を実施できたことも私たちに沢山のポジティブな要素をもたらせてくれました。
そんな中、合宿最初のMTGでは集まった選手たちに、個人としてもグループとしてもここにいるメンバー全員が変わらなきゃいけないこと、それができなければこの先の未来はないと強く伝えて合宿をスタートしました。
そしてこの合宿では10日から同じ地で強化合宿をしていたデフサッカー女子アメリカ代表と2試合できたことも本当に大きなことでした。
デフサッカー女子の世界の中で15年以上負けていないアメリカとの試合を通して、これから自分たちが目指していく場所に対しての現在地、そして足りないもの、変えなきゃいけないものをグループ全体で感じることができたこと、選手の特性や日本が目指す形、良い部分を沢山みれたことも本当に収穫の多い4日間になりました。
東京デフリンピックまであと1年。そこに向けてまた日々積み重ねていきます。引き続き、デフサッカー、デフフットサルへの応援をよろしくお願いいたします。
伊東美和選手
今回の合宿に関わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。
新体制になり初の合宿となりました。そして今回の合宿では世界王者であるアメリカ代表と対戦することが出来ました!
チームとして短い時間の中で戦術や自分たちがやるべき事を理解しアメリカに挑みましたが、結果として2試合とも大敗してしまいました。一人一人がこの結果をしっかり受け止め次に進んで行かなければいけません。自分たちがやるべき事は何か、足りないものは何かを考え日頃から本気でサッカーと向き合う必要があります。
日の丸を背負う選手として頑張ること、努力することは当たり前であり、その上結果を出さなければ行けません。結果を出すためには一人一人が今まで以上の努力が必要不可欠です。山本監督も私たちに伝えてくれたように「東京デフリンピックで優勝する為に今まで以上のことをやる。今までと同じ、それ以下では絶対に勝てないし生き残れない」という言葉は自分自身と向き合うきっかけを改めてくれたと思います。
東京デフリンピックまで残り1年を切りました。必ず優勝するために、自チームに戻り今まで以上の努力をして次の合宿でお互いに成長した姿で会えるよう、サッカーと本気で向き合い続けます。今後ともデフサッカー女子日本代表をよろしくお願いいたします。
高木桜花選手
11月1日に監督が変わり、新体制になってから初めての合宿でした。最初は緊張感がありましたが、積極的に選手同士でコミュニケーションを取り、いい雰囲気でトレーニングすることが出来ました。
2日目(15日)と最終日(17日)は、アメリカ代表とトレーニングマッチを行いました。世界王者と言われている国と試合をする機会は滅多になく、東京2025デフリンピック開催の1年前というタイミングで、貴重な経験になりました。
結果は良くありませんでしたが、試合内容としてはたくさんの収穫が得られました。東京2025デフリンピックではどのように戦い、世界一という目標に向けて何が必要なのか明確になりました。
今回の合宿に関わってくださった皆様、ありがとうございました。
今後もデフサッカー女子日本代表の応援よろしくお願いいたします!
概要
事業名:第5回デフサッカー女子日本代表候補合宿
日程:2024年11月14日(木)〜17日(日)
会場:J-VILLAGE (福島県)
主催:一般社団法人日本ろう者サッカー協会
詳細は日本ろう者サッカー協会公式サイトよりご覧ください。