JIFFインクルーシブフットボールフェスタ2020
一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は、2020年12月20日(日)に「JIFFインクルーシブフットボールフェスタ2020」を初めてオンラインで開催しました。
本イベントは、障がいの有無や種別にかかわらず一緒にサッカーを楽しむことで心のバリアを取り除くことを目的に、JIFFに加盟する障がい者サッカー7競技団体と、東京都内のJリーグクラブ(FC東京、FC町田ゼルビア、東京ヴェルディ)、Fリーグクラブ(フウガドールすみだ、ペスカドーラ町田)、なでしこリーグクラブ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ、スフィーダ世田谷FC)の指導者の協力を得て行われています。JIFFが設立された初年度(2016年)から毎年12月に開催し、今回が5回目となりました。
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今年は当初、新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえでの来場参加と、初のオンライン参加の同時開催を予定していました。しかし、12月に入り新型コロナウイルスの感染が再拡大し、医療機関もひっ迫している状況を鑑み、来場参加を中止し、オンラインのみでの参加に変更し開催しました。
スポーツ活動を止めず、可能な限り集まって開催できるよう感染症対策含め関係者の皆さまと準備を進めてきた中で、苦渋の決断となりましたが、オンラインでも楽しんでいただけるよう、在京クラブのコーチの皆さまや障がい者サッカー選手、関係各所と連携してのぞみました。
当日は配信用の会場であるフットサルステージから様々なコンテンツを配信しました。コート上で在京クラブのコーチや障がい者サッカー選手、ゲストの石川直宏さん(FC東京 クラブコミュニケーター)、JIFF北澤豪会長がダンスやジェスチャーゲーム、ボールフィーリングなどを説明しながら実施。オンライン参加者はそれぞれの場所から一緒に身体を動かしました。
障がいの種別により難しい動きがある場合は他の方法を提示したり、離れていても参加者同士が交流を感じられるよう声かけをしたり、多様なサポートができるようにオンラインサポートコーチも設置。また、障がい者サッカー選手が一緒に活動している姿や、健常のコーチがロービジョンゴーグルや耳栓を用いて障がいの擬似体験を踏まえながら活動している姿を参加者に見ていただくことで、障がい理解の要素も組み込みました。
開催の方法は例年と異なりましたが、オンラインでも一緒にスポーツを楽しめる場をつくることで、これまで障がいの度合いや居住地などの影響で参加できなかった方々にも参加の機会を広げていく、という前向きな想いでチャレンジをした結果、当日はたくさんの方の笑顔に出会うことができました。
誰もが、いつでも、どこでもスポーツを楽しめる環境をつくるため、JIFFはこれからも活動を続けていきます。
参加者状況
参加者:62名
見学者:13名
合計:75名
主催
一般社団法人 日本障がい者サッカー連盟
共催
特定非営利活動法人日本アンプティサッカー協会
一般社団法人日本CPサッカー協会
特定非営利活動法人日本ソーシャルフットボール協会
特定非営利活動法人日本知的障がい者サッカー連盟
一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会
一般社団法人日本ろう者サッカー協会
協力
FC東京
FC町田ゼルビア
東京ヴェルディ/日テレ・ベレーザ
スフィーダ世田谷FC
フウガドールすみだ
ペスカドーラ町田
(以上、五十音順)
後援
東京都
多摩市
公益財団法人日本サッカー協会
公益社団法人日本プロサッカーリーグ
公益財団法人東京都サッカー協会
以上