REPORT

決勝ゴール後、歓喜のFCアウボラーダ

第六回レオピン杯 Copa Amputee

国内大会
2019.05.19

FCアウボラーダが3連覇達成!
試合終了間際に新井誠治が劇的決勝ゴール

特定非営利活動法人日本アンプティサッカー協会(JAFA)が2019年5月18日(土)〜19日(日)に花博記念公園 鶴見緑地球技場(大阪府)で開催した「第六回 レオピン杯 Copa Amputee」において、FCアウボラーダが大会3連覇を達成しました。

決勝戦は前回大会と同カードのFCアウボラーダと関西セッチエストレーラスの対戦となりました。ワールドカップメキシコ大会2018の日本代表メンバーを擁し、10代の選手の活躍も目立つ両チーム。互いに攻め込みながらも両者譲らず、手に汗握る展開となりました。延長戦へ突入するかと思われた後半アディショナルタイム、FCアウボラーダ・エンヒッキ松茂良ジアス選手の左サイドからのフリーキックを新井誠治選手が頭で合わせ、劇的ゴール。これが決勝点となり、FCアウボラーダの3年連続4度目の優勝が決まりました。

 

最終結果

最終順位

優 勝:FCアウボラーダ(3年連続4度目)
準優勝:関西セッチエストレーラス
第3位:FC九州バイラオール
第4位:アフィーレ広島AFC
第5位:FC-TSONE
第6位:アシルビー千葉・北海道
第7位:ガネーシャ静岡AFC

*FC-TSONE =TSA FC + FC -ONETOP の合同チーム
*アシルビー千葉・北海道=AFC BumbleBee千葉 + Asilsfida 北海道AFC の合同チーム

個人賞

MVP:新井 誠治 選手(FCアウボラーダ)=写真左上
得点王:近藤 碧 選手(関西セッチエストレーラス)=写真右上
特別DF賞:高橋 良和 選手(FCアウボラーダ)=写真左下
特別GK賞:上野 浩太郎 選手(関西セッチエストレーラス)=写真右下

個人賞の選手たち

写真提供:日本アンプティサッカー協会

MVPコメント:新井誠治 選手(FCアウボラーダ)

素晴らしい会場、たくさんのお客様の前で、MVPという名誉ある賞を再び頂けたことはいまだに信じることができません。そしてこの大会を支えて下さった皆さま、本当にありがとうございました。

実は私、昨年の本大会で大きな失敗をしてしまい、チームに迷惑をかけてしまいました。そしてこの1年、スピードもテクニックもない私が、チームに対し何ができるかを模索し続けて参りました。そのような私をチームのなかで生かしてくれたのは仲間であり、本大会における奇跡のような瞬間は仲間たち全員で作り上げたものであり、私はこの仲間全員がMVPであるのだと感じております。

予選リーグ、(チームメイトの)小中高生3人が同時に投入されたときには、嬉しさが込み上げてきました。成長著しい彼らと同じピッチに立てているだけで、私は楽しくて仕方がありませんでした。年齢的にも私にとっては最後の個人賞となるでしょうが、私は私なりの進歩を楽しみながら、彼らの成長を見届けていきたいと思いました。

私たち選手は、大会を開催してくれる方々、ボランティアの方々、ご協賛をしていただける皆様、ご声援を送ってくださる皆様あっての選手です。皆さまのご協力とご声援がなければ、私たちの進歩はあり得ません。若い彼らが、いつか皆さまに夢や希望を伝えられるような選手になるためにも、皆さまからのお力添えが必要となります。これからもアンプティサッカーを、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

その他の結果

グループリーグ順位

グループA

1位 FCアウボラーダ
2位 アフィーレ広島AFC
3位 アシルビー千葉・北海道

グループB

1位 関西セッチエストレーラス
2位 FC九州バイラオール
3位 ガネーシャ静岡AFC
4位 FC-TSONE

決勝トーナメント、順位決定リーグ結果

5-7位決定戦

アシルビー千葉・北海道 2 – 1 ガネーシャ静岡AFC
アシルビー千葉・北海道 1 – 2 FC-TSONE
ガネーシャ静岡AFC 0 – 3 FC-TSONE

準決勝

FCアウボラーダ 4 – 0 FC九州バイラオール
関西セッチエストレーラス 8 – 0 アフィーレ広島AFC

3位決定戦

FC九州バイラオール 5 – 0 アフィーレ広島AFC

決勝戦

FCアウボラーダ 1 – 0 関西セッチエストレーラス

 

【2019/07/04発行「JIFFメールマガジンvol.009」より】


詳細はJAFA公式サイトよりご確認ください。