「インクルーシブフットボールフェスタ」での新型コロナウイルス感染症対策について
一般社団法人日本障がい者サッカー連盟( JIFF )は、共生社会の実現に向け、障がいの有 無にかかわらず一緒にサッカーを楽しみ、互いの心のバリアを取り除く「インクルーシブ フットボールフェスタ」を開催しています。東京では2016 年の設立以来、毎年 12 月に開催し、2018 年度には初めて広島での開催が実現しました。地域におけるインクルーシブな場づくりの事例として推進し、今後の全国展開を目指しています。
新型コロナウイルス感染症の影響により、スポーツ界を取り巻く環境も大きく変化している今、私たちは新しい生活様式の中でスポーツのある日常を取り戻し、活動を積み重ねて前進していきます。「インクルーシブフットボールフェスタ」についても、新型コロナウイルス感染症対策を講じ、参加者およびスタッフの健康と安全を第一に、状況に応じた工夫をして開催してまいります。
※「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」および右図の抜粋版チラシは本ページ下部よりダウンロードできます。
新型コロナウイルス感染症対策 JIFFイベント開催ガイドライン
1.本ガイドラインについて
本ガイドラインは、JIFFのイベント事業(インクルーシブフットボールフェスタ)を再開するに当たっての道筋や基準を整理し、事業再開時及び再開後における感染拡大予防のための留意点をまとめたものです。
現段階のスポーツ協会や日本サッカー協会等が作成するガイドラインや、得られている知見等に基づき作成しておりますが、JIFFのイベント特性を考慮し以下のような点を新たに追加し、JIFF独自のガイドラインとして使用して参ります。
JIFFイベント独自の措置
- 備品の共有が多くなってしまうため、障がい者サッカー体験会の実施については慎重に検討をすること。
- プログラム全体の活動時間を90分以内とすること。
- 1コート最大競技者15名までの滞在とすること。
- 参加者にはマイボール持参を呼びかけること。
- 試合前の握手はお辞儀のみとすること。
2.開催における前提条件
以下の4点を開催における前提条件とし、本ガイドラインに示される事項を遵守しながらイベントを実施いたします。
- 開催場所が特定警戒都道府県、または特定警戒都道府県以外の特定都道府県に該当をしないこと。
- 新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じること(スポーツ庁・日本スポーツ協会・日本障がい者スポーツ協会・開催施設等のガイドラインに則り、対策する)。
- 障がい者サッカー7競技団体から開催地域におけるイベント活動自粛や制限等がないこと(全国大会・日本代表活動への制限は含まない)。
- 屋内で開催の場合、参加者数は100 名以下、かつ定員の50%以下で実施を行うこと。
3.感染拡大予防対策:事前対応
以下、参加者が遵守すべき事項を募集時に明記し、これを遵守できない参加者には、他の参加者の安全を確保する等の観点から、イベントへの参加を取り消したり、途中退場を求めたりすることがあり得ることを事前に周知する。
- 以下の事項に該当する場合は、自主的に参加を見合わせること。
ア.体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
イ.同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
ウ.過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合 - マスクと可能な限りマイボールを持参すること(活動中以外や会話をする際にはマスクを着用すること。)。
- 厚生労働省から提供されている、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)や各地域で取り組まれている通知サービスを活用すること。
- こまめな手洗い、アルコール等による手指消毒を実施すること。
- 試合を除く、アクティビティや運動をしていない時間は、他の参加者、主催者スタッフ等との距離(できるだけ2mを目安に(最低1m))を確保すること。(障がい者の誘導や介助を行う場合を除く。)
- イベント中に大きな声で会話、応援等をしないこと。
- 感染防止のために主催者が決めたその他の措置の遵守、主催者の指示に従うこと。
- イベント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対して速やかに濃厚接触者の有無等について報告すること。
4.感染拡大予防対策:当日受付
イベント当日の受付時に参加者が密になることへの防止や、安全にイベントを開催・実施するため、以下に配慮して受付を行う。
- 受付窓口には、手指消毒剤を設置すること。
- 参加者は事前に決定し、当日の飛び入り参加は断ること。
- 当日の現金授受を行わないこと。
- 発熱や軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある人は入場しないように、貼紙などにより注意を促すこと。(状況によっては、発熱者を体温計などで特定し入場を制限することも考えられる。)
- 入場時の検温を行い、有症状が発覚した場合には入場を制限すること。
※発熱者・有症状者の入場は断る等のルールについてイベント開催前に明確に規定する。
※当該規定内容の周知がイベント開催までの間に十分に図られるようにする。 - 参加者が距離をおいて(できるだけ2mを目安に(最低1m))並べるように目印の設置等を行うこと。
- 受付を行うスタッフには、マスクを着用させるとこ。
※聴覚障がいのある方への対応をする場合等は、マウスシールド等の着用も考えられる。 - 次の注意事項が記載されたプログラムを配布すること。
・活動中に、大きな声で応援等を行わない。
・タオル、飲料ボトルなどの共用はしない。
・会場内での水分補給以外の飲食は、極力避ける。
・ゴミは全てビニール袋に入れて密封し、持ち帰る。
5.感染拡大予防対策:会場設営
●諸室、会場
- コート出入口にアルコール消毒液を設置する。
- ドア及び窓は可能な限り開放しを、3つの密が発生する環境を阻止し、ドアノブ等を介した接触感染を防ぐ。
- 見学スペースには前後左右1.5〜2m間隔で印をつけ、見学者同士が密にならないようにする。
- 通路・動線は広く設け、前後左右の間隔をあける。
●トイレ
- 便器の蓋を閉めて汚物を流すよう表示する。
- 手洗い場にはポンプ式液体または泡石鹸を用意する。
- 「手洗いは30秒以上」等の掲示をする。
- 手洗い後に手を拭くためのペーパータオル(使い捨て)を用意する。
●更衣室・ロッカールーム
- 広さにはゆとりを持たせるため、一度に入室する利用者の数を 10 名に制限する。
- 各部の間の休憩時に複数の利用者が触れると考えられる場所(ドアノブ、ロッカーの取手、テーブル、椅子等)については消毒する。
- 換気扇を常に回し、できる限りドア、窓を開放して換気を行う。
- 以下更衣室等利用者の注意事項を掲示する。
・利用者はマスクを着用し、会話を最小限に留める。
・利用者はロッカールームの滞在時間を短くするため着替えに限定する。
・利用者はシャワーを交代で使用し、密集を避ける。
6.感染拡大予防対策:活動時
●十分な距離の確保と接触の回避
- 開閉会式を簡略化し、密集を避けること。
- 試合を除く、アクティビティや運動をしていない時間は、感染予防の観点から、参加者及びスタッフは周囲の人となるべく距
離を空けること。(介助者や誘導者の必要な場合を除く。) - 握手、抱擁などは行わない。
- 得点が決まっても密集をしないようにすること。
- スタッフは、マスクを着用するとこ。
※聴覚障害を持つ方への対応をする場合等は、フェイスシールド等の着用も考えられる。 - 飛沫防止のため笛ではなく、電子ホイッスルを使用すること。
- 写真撮影は全体写真ではなく、十分に距離が保てるグループ写真に留めること。
- 各部の間に備品の消毒を行うこと。
- 備品の共有が多くなってしまうため、障がい者サッカー体験会の実施については慎重に検討をすること。
- プログラム全体の活動時間を90分以内とすること。
- 1コート最大競技者15名までの滞在とすること。
- 試合前の握手はお辞儀のみとする。
7.感染拡大予防対策:事後対応
●万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取り扱いに十分注意しながら、イベント当日の参加者から取得した書面や健康チェックシートを、保存期間(少なくとも1ヶ月)を明記した上で保存しておく。
●イベント終了後に、参加者から新型コロナウイルス感染症を発症したとの報告があった場合や地域の生活圏において感染拡大の可能性が報告された場合の対応方針について、開催自治体の衛生部局とあらかじめ検討しておく。
●イベント参加後に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は直ちに日本障がい者サッカー連盟に連絡をしていただくよう、参加者及びスタッフへ事後連絡を行う。
本ガイドラインPDF
ご不明点等ございましたら、以下へご連絡ください。
TEL:03-3818-2030(平日11:00〜16:00)
MAIL:jiff_info@jfa.or.jp
以上