「デフフットサルワールドカップ2019」が開幕

JIFF

2019.11.09

デフフットサルワールドカップ2019

日本ろう者サッカー協会（JDFA）は、2019年11月9日〜16日にかけてスイス・ヴィンタートゥールで開催される「デフフトサルワールドカップ2019（第４回世界デフフットサル選手権大会）」に、デフフットサル男子日本代表、女子日本代表を派遣しています。

本大会は４年に一度開催されるデフフットサル世界一を決める大会。前回大会（デフフットサルワールドカップ2015）において日本は男子が7位、女子が6位という結果でした。男女でベスト８入りしたものの悔しさが大きく残り、今日まで「世界一」を目標に掲げ強化を続けてきました。

2019年2月15日〜24日にはタイでワールドカップのアジア予選（アジア太平洋ろう者フットサル選手権）が行われ、女子日本代表が優勝、男子日本代表は準優勝で出場権を獲得。その後も「世界一」を合言葉に、選手たちは日本代表合宿以外でも集まり自主合宿を実施するなど本気で臨んできました。

男女日本代表は11月9日にそれぞれ初戦を迎えます。ライブ映像の配信も予定されています。日本代表チームの挑戦を、日本からも応援しましょう。

デフフットサル男女日本代表

11月4日、成田空港を出発するデフフットサル男女日本代表

デフフットサル男子日本代表メンバー

選手

GK#1 千葉駿介（MARE PARADA）
GK#12 折橋正紀（AVANOL/SORDO）
FP#3 設楽武秀（スプリズ）
FP#4 土屋祐輝（MARE PARADA）
FP#5 船越弘幸（Gypsy futsal club）
FP#6 上井一輝（LIGAR.F.C）
FP#7 東海林直広（AVANSOL）
FP#8 吉野勇樹（AVANSOL/SORDO、REPLO TOKYO）
FP#9 鎌塚剛史（トルエーラ柏）
FP#10 松本弘（AVANSOL/SORDO、REPLO TOKYO）
FP#11 野寺風吹（筑波大学蹴球部、VELDADEIRO/W.F.）
FP#13 宗澤麟太郎（AVANSOL/SORDO）
FP#14 吉岡成哲（AVANSOL/SORDO）
FP#15 仲井健人（AVANSOL/SORDO、REPLO TOKYO）

スタッフ

監督：川元剛
コーチ：金尾直紀
ゴレイロ(GK)コーチ：定永久男
トレーナー：橋本賢太
スタッフ：畑村聖子

＊男子日本代表チームの詳細はこちら

デフフットサル女子日本代表メンバー

選手

GK#1 芹澤育代（FOREST ANNEX）
GK#12 佐藤優（SDFCアレグリーナ）
FP#2 原田明奈（アスレジーナ）
FP#3 宮城実来（SDFCアレグリーナ）
FP#4 田村友恵（LasMaleza）
FP#6 阿部菜摘（日体大学友会女子サッカー部、日体大FIELDS横浜サテライトB）
FP#7 川畑菜奈（SDFCアレグリーナ）
FP#8 宮田夏実（関西学院大学体育会サッカー部女子チーム）
FP#9 中島梨栄（中野FCアサレア）
FP#10 岩渕亜依（early.f.t）
FP#11 酒井藍莉（SAICOLO）
FP#13 鳥海玲奈（FOREST ANNEX）
FP#14 中井香那（sonrisa）
FP#15 一色麻衣（FUSION）

スタッフ

監督：山本典城
コーチ：本多さかえ
トレーナー：田場吏
トレーナー：宮澤楓
メンタルトレーナー兼通訳：高橋基成
スタッフ：朝倉ゆり奈

＊女子日本代表チームの詳細はこちら

キャプテンコメント

男子日本代表 #7 東海林直広選手

東海林直広キャプテン

世界一を獲りたいと思っています。
前回のワールドカップが終わってから、チームとして次の目標を立てたうえで４年間過ごしてきました。４年間やってきたことをしっかり結果として出せるようにがんばります。
今の課題とチームとしての良いところは見えているので、課題面はしっかりカバーして、良いところはしっかり伸ばすというところが明確になっています。チームとして大会中も成長できたらいいなと思います。
（前回優勝国の）イランが今大会辞退になってしまい、そこはすごく残念です。世界一をとるというのは、イコール、イランを倒すというところが一番の目標としてありました。それでも世界一という目標は変わらないので、チームとしてベクトルをぶらすことなく、取り組んでいきたいと思います。
今の男子日本代表はそれぞれが自覚を持ってできているので、特にキャプテンとしてすることはないと思います。ただ自分がぶれないようにしっかりやっていけば、みんなついてきてくれると思いますし、逆にみんなも引っ張っていってくれます。みんなが頼もしいなと思います。

女子日本代表 #10 岩渕亜依選手

岩渕亜依キャプテン

目指すは「世界一」。それしか見ていないので、がんばりたいと思います。
以前は2ヶ月に1回の頻度で合宿をやってきましたが、この一年間で1ヶ月に1回に増やし、さらに選手だけで自主合宿もやってきて、細かく確認してきました。準備はできるだけしてきたと思っています。
（チームについて）一緒にいる時間も４年前より長いと思います。けっこうふざけたり、まじめになったり、泣いたり笑ったり、いろんな感情をともにしてきたので、雰囲気はよくなっています。
選手一人一人が生活も得意なことも違うので、それぞれが自分の役割をやってきています。自分が得意なのは分析や、人を見る、一人一人と話すということ。「キャプテンだから」というのはあまり考えたことはなくて、自分がチームのためになにができるかを考えてやってきました。
アジアチャンピオンという意地もありますが、それよりも、今まで応援してくれた人たちのパワーがあるので、自分たちが重ねてきたことをやり切りたいと思います。