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2024年度 全国障がい者サッカー連携会議

その他
2024.10.17

日本サッカー協会(JFA)と日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は、誰もが、いつでも、どこでもサッカーを楽しめる環境づくりの推進を目的に、10月17日(木)に「2024年度 全国障がい者サッカー連携会議」をオンラインで開催しました。

これまで、2019年度から2021年度は「9地域障がい者サッカー連携会議」として、主に都道府県サッカー協会・Jリーグクラブ・障がい者サッカー団体およびチームが参加し、地域および各都道府県における障がい者サッカーネットワークの構築、および障がい者サッカー活動の推進を目的に開催してきました。2022年度は組織づくりにテーマを絞り「全国障がい者サッカー連携会議」として主に地域・都道府県サッカー協会の障がい者サッカー担当者を対象に実施しました。

現在は35都道府県において障がい者サッカーを統括・推進する組織または会議体が設置され、都道府県サッカー協会・Jリーグクラブ・障がい者サッカー団体およびチームらが連携して活動しています。連携した活動が全国に広がってきている中、今年度はさらに各地域内での障がい者サッカーネットワークを広げていくため、WEリーグ、Fリーグからも本会議に参加いただき、「全国障がい者サッカー連携会議」として開催しました。

当日は、JFA、JIFF、都道府県・地域サッカー協会、障がい者サッカー7競技の統括団体および各競技クラブチーム、Jリーグ・Fリーグ・WEリーグおよび各クラブチームから160名以上が参加しました。

会議概要

会議はJIFF北澤豪会長のあいさつとJFA宮本恒靖会長のビデオメッセージでスタートし、JIFF松⽥薫⼆専務理事より①「障がい者サッカー連携会議」の背景と⽬的、これまでの流れ、②国内の障がい者サッカーの現状、③障がい者サッカーに関する地域連携の現状についての発表がありました。その後、JFAおよびJIFFの取り組みや、障がい者サッカー競技団体と都道府県サッカー協会からの事例発表が行われました。

JFAの取り組み発表

■障がい者サッカー⽇本代表によるJFA⽇本代表ユニフォーム順次着⽤について

■JFA公認指導者リフレッシュ研修会[障がい者サッカー]の2024年度開催について

■「アクセス・フォー・オール宣言」について
2024年4月に、JFAが各リーグや9地域47都道府県サッカー協会、および各種加盟団体と共にサッカー界横断で発信した「アクセス・フォー・オール宣言」*についての概要が発表されました。
アクセス・フォー・オール宣言:グラスルーツからエリートまで誰もがサッカーの「する」「見る」「関わる」にアクセスできる多様な「機会」と「選択肢」を持続的に確実に届けます。

■JFAの障がい者サッカーに関する取り組み

  1. 補聴器等を装用しての試合出場について
  2. 指導者講習会等での合理的配慮に関する連携
  3. スタジアムアクセシビリティ(日本代表戦でのインクルーシブプログラム)

JIFFの取り組み発表

■国内の国内の障がい者サッカーの現状
・国内の障がい者サッカー競技団体と種⽬、競技人口について
・障がい者サッカー競技団体による⼥⼦選⼿発掘・育成・強化

■「障がい者サッカーチャレンジひろば」の取り組み

■教育プログラム等を活⽤した障がい理解の取り組み
・JIFFインクルーシブ教育プログラム等の活用について
・東京都港区との連携協⼒協定(2023年7月〜)について

発表団体:都道府県または地域における取り組み

(1)日本知的障がい者サッカー連盟
(2)岡山県サッカー協会
(3)新潟県サッカー協会
(4)神奈川県サッカー協会

 

発表後は参加者の中からもコメントをいただき、最後にJIFF北澤会長のあいさつで今年度の会議を終えました。

障がい種別を越えて、都道府県内の障がい者サッカー全体を推進する組織や会議体は増えているものの、地域により様々な課題があります。今後も全国の好事例の共有や活動推進の後押しとなる場をつくり、さらに障がい者サッカーの組織づくりを進め、地域に応じた障がい者サッカー活動を推進していきます。

以上